はちみつ色の太陽

 


✽ ✽



「……くん!よう、くんっ。陽くん!!」


「……えっ」


「……もう。さっきから、ミィちゃんばっかり。私の話、聞いてた?」



――――美月の部屋。

久しぶりに会う愛しいミィと、イチャイチャ……いや、じゃれ合っていれば、ふとミィと初めて出会った日のことを思い出し、俺は遠くに意識を飛ばしていたらしい。


そのせいで、俺に何か話し掛けていた美月が、呆れ混じりに怒ってる。



「……ごめん。何?」


「もう!だからー、なんで、ミィちゃんは、ミィ、って名前にしたの?」


「……え?」


「ほら、ミィちゃんって黒猫だし。黒猫といえば、ジジ、じゃない?それか、クロちゃんとか。だから、なんで陽くんは、敢えて“ミィ”にしたのかなぁって」