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「……くん!よう、くんっ。陽くん!!」
「……えっ」
「……もう。さっきから、ミィちゃんばっかり。私の話、聞いてた?」
――――美月の部屋。
久しぶりに会う愛しいミィと、イチャイチャ……いや、じゃれ合っていれば、ふとミィと初めて出会った日のことを思い出し、俺は遠くに意識を飛ばしていたらしい。
そのせいで、俺に何か話し掛けていた美月が、呆れ混じりに怒ってる。
「……ごめん。何?」
「もう!だからー、なんで、ミィちゃんは、ミィ、って名前にしたの?」
「……え?」
「ほら、ミィちゃんって黒猫だし。黒猫といえば、ジジ、じゃない?それか、クロちゃんとか。だから、なんで陽くんは、敢えて“ミィ”にしたのかなぁって」



