突然の言葉に誘われるように、日下部くんの腕の中で顔を上げれば、私を見て優しく微笑む日下部くんの綺麗な瞳と目が合った。
今、なんて言ったの。
日下部くんが、私を太陽の近くに連れて行ってくれる?
困惑する私とは裏腹に、真っ直ぐに向けられた瞳には迷いなんてなくて。
虹色の未来を映して輝いているその瞳に、思わず心を奪われてしまう。
「太陽の近く。いつか表彰台のテッペンに上がって……美月のこと、今みたいに抱きしめる」
「そ、それって、」
「俺はきっと、美月がそばにいてくれたら、もう二度と迷わないから」
「そ、そばに……?」
「いつも俺のそばで、俺と同じ景色を見てほしい。……俺のことを、見ていてほしい。これからは俺が美月のこと、支えるから……」
「っ、」
「――――好きだよ、美月」



