はちみつ色の太陽

 



「わ、私だって……っ。本当は、泳ぎたかったよ……っ!!水泳部のみんなと……っ、もっと、一緒に……泳ぎたかった……っ!!」


「……ん」


「でも……っ、中途半端に、水泳をやめたりしたら、アレルギーになった自分のことを嫌いになりそうで……っ。だから、泳ぐことを諦めるしかなくて……っ!」


「うん」


「アレルギーになったことを受け止めるだけで、精一杯だったんだよ……っ。自分の身体と向き合うだけで、イッパイイッパイだったの……っ」


「……うん」



力強い腕に抱き留められながら吐き出した言葉は、3年前に置き去りにしたはずの私の本音。


あの夏、私が水泳部を退部することを笑顔でチームメイトに告げると、私の代わりに泣いてくれたみんな。