はちみつ色の太陽

 


高橋くんは息を切らせながら私たちの前で足を止めると、「早くしないと、始まっちゃうよ」と焦ったような声を出す。


それに慌てて時間を見れば、確かにそろそろバレーの始まる時間だ。



「蜂谷さんのクラスが頑張れるようにって、俺、応援してるよ」


「……え、ハチヤ?」


「あ、私のこと!私、蜂谷 美月っていうの!」


「ハチヤ、ミツキ……」


「ほら、蜂谷さん、早くしないと……!遅れたら、試合に出られなくなっちゃうよ……!」


「あ……うんっ。高橋くん、わざわざ、ありがとう!……あ。水嶋くん、日下部くんは水泳には出ないけど、その他にも色んな競技もやってるし、せっかくだからスポーツ祭も楽しんでいってね!」


「ああ……うん……」



そうして私は、高橋くんに急かされるがまま。


水嶋くんと別れると一人、体育館へと急いだ。