「いいのいいの!な、なんて言うか、円満離婚?だったから……」
「円満離婚って……いや、まぁ……それなら、いいんだけど……って、いいのかは、わからないけど」
「あはは、うん。ホント、気にしないで?」
思わず曖昧に笑えば、やっぱり「タイミング悪くて、ごめん」と謝る水嶋くん。
そんな風に謝られると、改めて、もう私と日下部くんの間には何もないんだと、つい寂しくなって。
私って案外失恋を引き摺るタイプなのかも……なんて、呑気なことを考えた。
「おーい、蜂谷さん!もうそろそろ、女子のバレー始まるって!ここは俺が変わるから、もう体育館に行っていいよ!」
と。
水嶋くんと二人で話していれば、校舎の方から小走りで駆けてきた、高橋くん。



