はちみつ色の太陽

 



だけどそんなの、所詮ただの八つ当たりだ。



「……誰も、こんな、情けない俺のことなんて、知らないから。どうしようもない、本当の俺のことなんて知らないから」



他人に好きだと言われるたびに、こんな奴のどこがいいんだと心から問いたくなった。


今日まで何度も、自分が犯した過ちを思い出して、過去の自分に打ちのめされて。


もう何もかも、懲りごりで。


これ以上、自分に絶望することも期待をすることも苦痛で。


自分以外の人と、関わることも嫌になって…


だから俺は、逃げたんだ。


今だって、ずっと逃げ続けてる。


過去の自分から、今の自分から、自分の胸に蔓延る後悔から、俺は今でも――――




「……バカだなぁ、日下部くんは」