はちみつ色の太陽

 


「あの時、自分のことばかり考えて、先輩たちの夢や、水嶋の想い……先生たちの期待も、何もかもを裏切った俺には、水泳を続ける資格なんて……ない」



水泳部を退部した俺を、何度も連れ戻そうとした先輩や水嶋、部員たち。


そんなみんなと関わり続けるのも苦しくて、結局、何もかもを遠ざけた。


周りの声の全てに、聞こえないフリをして。

近付く人たち全てを、見て見ぬフリをして。

敢えて周りと、一線を引いた。



「そしたら、最初は俺に構っていた部員のみんなも、諦めてくれたのか……俺から、離れていった」



それにまた寂しさなんて感じた自分に更に嫌気が差して、いつしか、水泳なんかやらなければ良かったと思うようになったんだ。