はちみつ色の太陽

 



「日下部。お前、レギュラーになった日のこと覚えてるよな?俺らの代わりにレギュラー落ちした先輩たちの為にも、リレーで絶対に全国に行こうって!」


「……もちろん、覚えてるよ」



罪悪感?なんで罪悪感なんて感じる必要がある。


俺は、いつも通り泳げるし。


俺なら、絶対に大丈夫だ。


罪悪感を感じているとしたら、それは水嶋に「病院には行った」と、嘘を吐いたせい。


自分がベストコンディションじゃないと気付いていながら大会に望むことに……罪悪感なんて、感じていない。



「よし、行こう!」



水嶋の言葉に力強く頷けば、テーピングを巻いた足には一瞬、痺れるような痛みが走ったけれど。


何もかもを顔に出さないように、必死に堪えて水嶋を見上げて立ち上がった。