はちみつ色の太陽

 


お母さんの震える声に、思わず携帯を持つ手が震えた。


ミィちゃんは日下部くんから引き取ったあと、ずっと家から出ることなく暮らしていた。


それは元々、我が家が猫を飼うなら家猫に……という方針があったから。


というのも、家の近くには車の多く通る大通りがあって、年に何回もそこで猫と車の接触事故が起きていた。


だから、危ないから、という理由で家猫になったミィちゃん。


お母さんがこうして焦って私に連絡してきたのも、そんな最悪の事態を考えてしまうからだろう。


もちろん、私だってそれを考えないわけがない。