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日下部くんへの気持ちを自覚して、思わず赤くなってしまった私を見たミドリは「応援してるから、頑張れ」と、笑顔で言ってくれた。
その、応援してくれるっていうミドリの気持ちは素直に嬉しくて。
だけど……実際、何をどう頑張ればいいかもわからないのが正直なところ。
日下部くんとの偽物の彼氏彼女の関係は変わらないし、今は私も日下部くんもスポーツ祭実行委員のことで手一杯。
だから、ミドリの言葉に曖昧に頷いた私は、改めて…………
「……おい。それ、間違ってる」
完全なる、パニックに陥っていた。
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