はちみつ色の太陽

 


そこまで言うと自嘲したような笑みを零したミドリは、手に持っていたバレーボールを抱え込むように抱き締めた。


その仕草に、なんとなく、ミドリの言いたい言葉や刈谷くんに対する気持ちがわかったような気がして。


一気に胸に温かな気持ちが溢れて、つい私まで顔が綻んでしまった。



「それからさ、潤が夏休み中に、ほぼ毎日デートに誘ってくるようになって。メッセージでも毎日毎日、好きだよ……って」


「ほ、ほぼ毎日……それは、また……」


「それもさぁ、あまりにしつこいから、たまに二人で出掛けたりして……。で、花火大会の日に、潤に史上最低な告白されて。それで、付き合うことになったの」


「し、史上最低な告白って……どんな、告白されたの?」


「 “ ミドリちゃんが俺の彼女になってくれるなら、俺はもう一生、他の女の子と関係を持たなくてもいい!だから、俺の一番近くで俺のこと見張ってて! ”って 」


「そ、それは、また……」


「ね、史上最低な告白でしょ?でもね、それを聞いた時……、思ったんだよね」


「……なんて?」


「馬鹿なこの人のこと、そばで支えて見張っててあげられるのは、私だけかもしれない。それなら一番近くで、この人のこと見ていたいな……って」