はちみつ色の太陽

 


に、二発……


ニコリと満面の笑みを浮かべながら言うミドリに、「類は友を呼ぶ、だな」という日下部くんのツッコミが聞こえたような気がした。



「それでー、その後は元カノちゃんに、私は無関係だからコイツのことは好きにしたらって言って、引き渡したんだけど。元カノちゃんも、殴られた潤を見たらなんか引いちゃったのか、いらないって言っていなくなっちゃってさぁ」


「……そうなんだ」


「で、また潤と二人きりになっちゃって。とりあえず私はコーラまみれだったし、なんかもう遊ぶ気分にもなれないから、友達たちはそっちで盛り上がってるし、仕方ないから一人で帰ろうとしたのよ」


「うん」


「そしたら、潤が慌てて追い掛けて来てさ。……家まで送る、って」


「……うん」


「正直ムカツイてたし何度も断ったんだけど、それでもしつこく付いてくるし、なんだか……やたら必死な上に、今にも泣きそうな顔で “ お願いだから、送らせて ” って言うもんだから……つい、」


「……うん」


「なんか……この人、ほっとけないなぁ、って。思っちゃったんだよね」