はちみつ色の太陽

 


突然眉間にシワを寄せたと思ったら、とんでもないことを言い出したミドリに思わず素っ頓狂な声が出る。


けれどミドリは、そんな私の様子に臆することもなく、変わらず淡々と話を続けた。



「でー、その元カノってのが、かなりヤバイ感じにキレてて。いきなり私にコーラぶっかけて、“潤は私のものなんだから!!”って。ほんと、巻き込まれた私、超可哀想じゃない?」


「そ、それは……確かに……」



言いながら眉間にシワを寄せたミドリはその時のことを思い出したのか、「あー、今更、ムカツク」なんて、ぼやいてる。


そ、それにしても、まさか、海でそんなことがあったなんて。


私はてっきり二人して夏休みを満喫してて、嫌がらせで楽しい報告をしてきてるのだとばっかり……


正直、テンション高めな報告に後半はイラッとしてたけど……実際は、そうでもなかったみたいだ。