はちみつ色の太陽

 


「あー、そういえば、今日は1限からスポーツ祭の練習だっけ?それぞれが出る種目別に別れて」


「そうそう、スポーツ祭まで、あと一ヶ月だしね」


「だよねー。ってことは、着替えなきゃじゃん。俺、水泳だし」



相変わらずマイペースな刈谷くんに、日下部くんも刈谷くんの3分の1くらい緩さがあればなぁ、なんて思ってしまった。


そうしたら、さり気なく話を聞いてみたり出来るのに。


日下部くんの場合、完全に壁を作って他人を踏み込ませない部分があるから……



「潤ってば、よく水泳なんて選んだよね。スポーツ祭の頃にはプールに入るにはちょっと寒くなってるから、人気ないのに」


「だーって、俺、一応中学の時、水泳部だったし。意外に、水泳得意なんだよ?」


「え、そうなの?」


「うん。練習キツくて、3週間で辞めたけどー」