はちみつ色の太陽

 


……せっかく、なんとなく打ち解けてきたと思ってたのに。


偽物の彼氏彼女の関係から始まり、花火大会やスポーツ祭実行委員を通して、なんとなく日下部くんとの距離が縮まった気がしていた私。


それなのに、また、水嶋くんとの一件で、日下部くんとの距離が離れてしまった気がして。


あの時のことだって……


水嶋くんが言っていた、“ 水泳部 ”の話の真実も、当たり前に日下部くんには聞けずにいる。


あの感じだと……水嶋くんを含め、水泳部と水泳と、日下部くんに過去、何かがあったことは必至だ。


水泳部……思い出すと、痛む胸。


同様に、日下部くんの、傷付いたような表情が頭から離れない。


でも、なんとなく、そのことには触れてはいけない気がして。