「今日は……まだ、登校してきてない、ね?」


「ふぅん。珍しいね。意外に、朝早いもんね、陽くん。遅刻してくることとか、全然ないし」


「……うん」


「ああ、あれかな?実行委員の仕事で夏休みも学校に缶詰だったから、疲れてるとか?それで、逆に夏休みが終わって気が緩んで、新学期早々遅刻しちゃったとか?」


「……、」



ミドリの言葉に、思わず視線を足元へと落として言葉を探した。