言いながら小さく笑った日下部くんは、薄っすらと赤い湿疹の出ている私の腕を見て「早く校舎に戻るぞ」と、急かした。
立ち上がった時に少し目眩はしたけれど、幸いにも、そこまで酷い症状は出ていない。
太陽が、今日くらいは……と、特別にサービスしてくれたのかな?
「よ、陽くん……」
「……、」
「わ、私、あの……アーチのこと……」
「……お前も、」
「……え?」
「お前も、早く学校戻るぞ。うちのクラスのアーチ、誰かに壊されて大変なんだよ。作り直さないとスポーツ祭に間に合わないから、お前も手伝え」
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