「陽くん、花火、愛美と一緒に見ようね?」
「……は?」
もちろん、白坂さんのその行動に驚いたのは、私だけではなくて。
日下部くんも、刺のある声を出すと睨むように白坂さんを見る。
だって、花火が始まるまでの時間……というか、その間も。私と日下部くん、白坂さんと高橋くんの組み合わせでウロウロするんだと当たり前に思ってた。
仮にも……一応、私と日下部くんは、付き合ってることになってるわけだし。
日下部くんだって、当然のようにそう思っていただろう。
「どうしたの、ミツキちゃん?初めに説明したよね?高橋くんが、ミツキちゃんと一緒に花火大会に行きたがってるって」
「……うん?そうそう、高橋くんが白坂さんを花火大会に誘って――――って、……え?」
「……うん、私、言ったよ?“花火大会に一緒に行きたいって、高橋くんから誘われてて”……って。高橋くんから、ミツキちゃんと花火大会に行きたいから、上手くダブルデートみたいな形にできないかって言われてたから」
え。ええええーーーー!?



