突然の一言に、思わず首を傾げて高橋くんを見れば、顔を赤く染めながら視線を下へと落とされてしまった。
やっぱり私の見立て通り、誰にでも平等に優しい高橋くんは、想い人でもある白坂さんとも同等に、可愛いだなんてお世辞を私にまでくれた。
制服姿が可愛いなんて、入学式の日に、おじいちゃんとおばあちゃんに言われた以来だけど。
まぁ、たとえお世辞でも、可愛いと言われたら素直に嬉しい。
「……ねぇ?それじゃあ、そろそろ行こう?」
「そ、そうだね!」
「あ……うん。……って、え?」
「……は?」
だけど、唐突に。
顔を赤く染めたままの高橋くんの横から身体を動かした白坂さんは、何を思ったのか。
日下部くんと私の間に立つと、当然のように日下部くんの腕に触れた。
それに、あからさまに眉間にシワを寄せた日下部くんと、頬を染めたままウットリと日下部くんを見上げる白坂さん。
え……え?これって、どういう状況……?



