「ごめんっ、待った!?あ……日下部も、えと……は、蜂谷さんもっ。待たせて、ごめんっ!作業が中々終わらなくて!」
「ま……待ってないよ!!全然、待ってない!!寧ろ、このタイミングで来てくれて、本当にありがとうだよ!!」
「……そ、そうなの?」
「……、」 「……、」
ああ、高橋くん。本当に、なんてナイスタイミングで現れてくれたんだろう!
走ってきたのか、頬を赤く染め、私たちを見て申し訳無さそうに頭を下げる彼、高橋くん。
短く切り揃えられた黒髪は、一見、運動部に所属してると言っても違和感のないくらい。(実際は、帰宅部らしい)
背も男子の平均程で高過ぎず低過ぎず、クリクリとした目に人懐っこい笑顔が印象的。
高橋くんは、所謂(いわゆる)爽やか系男子に分類されると思う。
ある意味、日下部くんとは対照的な、誰にでも平等に優しく分け隔てなく接する、クラスの人気者タイプの男の子だ。



