「ごめんね!待ったぁ!?」 「……、」 「えっ、し、白坂さん!?」 そうして、約束の時間を10分ほど過ぎ、「アイツら、ふざけんなよ」なんて呟いた日下部くんの苛立ちも、いよいよピークに差し掛かってきた頃。 駅の方から突然可愛らしい声が聞こえて、私達は誘われるように振り向いた。 と。視線の先。 私達に向かって大きく手を振る白坂さんを見て―――ううん。白坂さんの“格好”を見て。 私は思わず、喉を鳴らして固まった。