あああ、ホントに何やってるんだよぅ、私ぃ……!! 心の中で、何度も懺悔と後悔の言葉を繰り返しながら、早鐘を打つように高鳴りだした心臓に手を当てた。 「お、前…………」 これはもう絶対怒られるどころか殴られるかもしれないと思った私は、恐る恐る下ろした瞼を持ち上げて。 殴られる前に、いっそのこと土下座でもしようかと思って両手を額の横で広げてみたのだけれど―――― 「……え、」 顔を上げた先。 視線の先にいたその人に、私は息の仕方を忘れるほど驚き固まってしまった。