はちみつ色の太陽

 



「蜂谷さん……?あの、やっぱり気分を害しちゃったよね?」



何も言わない私の顔色を伺うように、おずおずと言葉を紡ぐ彼女の瞳には、やっぱり涙が滲んでいた。


日下部くんの彼女である私に堂々とライバル宣言をしたけれど、申し訳ないと思っているらしい白坂さん。


こう言ったら何だけど、日下部親衛隊の皆さんとは全然違う。


たった一人で私のところにやってきた白坂さんは、私に何か嫌味を言うでもなく、ハッキリと日下部くんが好きなのだと言ってのけた。


可愛い子は性格ブスが多い……なんて、前にテレビでオネエ系のタレントさんが言ってたけど、完全に嘘じゃない。


今目の前にいる彼女は、本当に見た目も心も完全なる美少女だもん。