「え、と……蜂谷さん?」
それに……香水、なのかな?キツ過ぎず、上品で愛らしい女の子の良い匂いが、白坂さんからは漂っていた。
メイクもほとんどしていないだろうに、どこからどう見ても完璧な彼女は、本当の美少女っていうのはメイクなんて必要ないのだと実感させてくれた。
こう言ったらなんだけど、ミドリや私とは、本当に別世界の人間だ。
ミドリはミドリで美人だけど、なんていうか中身がオッサンだからギャップが激しいし……
白坂さんは絶対に紙パックジュースをガブ飲みなんてしないだろうし、怒って鼻息を荒くすることもないだろう。
……うん、絶対ない。
私が男だったら、間違いなく、そんな白坂さんのことを好きになってしまう自信がある。



