はちみつ色の太陽

 



「……蜂谷さん、可哀想〜」

「ねぇ、これじゃあ、せっかく自慢の彼氏がいても、夏休みも全然遊べないね?」

「っていうか、遊べると思ったら大間違いでしょ」

「だーよねぇ?」


「っ、」



けれど、思わず絶句して固まる私の耳に届いたのは、そんな嘲笑を含んだ女の子たちの声だった。


それに同調するように憐れみの視線が送られて、思わず強張っていた身体から、力が抜けていく。



「いい気味」



……そうか、そういうこと。

つまるところ、日下部くんの彼女である私のことが気に食わない子たちの、一種の嫌がらせ。


日下部ファンの皆さん、中々考えたよね。


これなら日下部くんに気付かれずに、私にダメージを与えられるってわけだ。


誰が誰に投票したのかなんてわからないし、スポーツ祭実行委員に選ばれるなんて、端から見たら嫌がらせだなんて思わない。