はちみつ色の太陽

 



「……ちなみに、今年は投票式だって」


「投票式?」


「このあと、午後一の授業で一人一票ずつ、クラスの中で実行委員に相応しいと思う子を紙に書いて提出するって。……まぁ、そうなってくると誰が選ばれるのか……大体、予想がつくけど……」



“大体、予想がつくけど”


そう言ったミドリがその後、やけに同情的な目を私に向けていた理由は、この時の私には全く検討もつかなかった。


だから、まさかのまさか。


“地獄の実行委員会”、それが自分の身に振りかかる火の粉になろうとは――――



「――――よーし、じゃあ投票の結果、今年のスポーツ祭実行委員は、蜂谷 美月に決定だ」



本当に、思ってもみなかったんだ。