はちみつ色の太陽

 



な、何……?


ここは学校の片隅―――といっても、日陰を伝って歩いてきた私は、普段は絶対に生徒も先生も訪れないような、木々に囲まれた場所に迷い込んでいて。


プールから用具入れまでお決まりのルートを辿れば、こんな遠廻りになるはずもないけど私の場合は仕方ない―――って。今は、そんな話をしているわけじゃなくて。



「うわっ、!そんな風に舐めるなよ!くすぐったいから、やめろって!」



曲がり角の先から聞こえてくる声に、この場所の雰囲気も相まって、オバケの声に聞こえてしまう。



「だーから、やめろって!確かにここなら誰にも見られないかもしれないけど、だからってお前、こんなとこでこんなこと――――」



……いやいや、オバケなんてこの年になって信じないけどさ?


もしかしてコレって、オバケよりもっと危険なんじゃないかな?