はちみつ色の太陽

 



力強く叫んだせいで肩で息をするミドリを前に、呑気な私は漸くミドリの言う“ソレ”のことを思い出した。



「ス、スッカリ、忘れてた……スポーツ祭のこと……」


「そう!そうだよ、スポーツ祭!!その実行委員に選ばれたら、貴重な夏休みにまで学校に来なきゃいけなくなるんだから!!ホントに、夏休みが丸潰れになるんだから!!」



ドンッ!!と、飲んでいた紙パックジュースを机に叩きつけたミドリは、運悪く、去年はそのスポーツ祭実行委員になってしまった経験者だ。


挙句、一年生で実行委員となったミドリは、上学年の先輩たちに思いっきり良いようにこき使われて、去年の夏休みは半分以上、学校に来ていた。


よくよく思い出せば、夏休み明けのミドリの荒れ方は凄かったな……


自分をパシリに使ってた一部の先輩たちのこと、毎日のように呪ってたし……


スポーツ祭本番でも、そのストレスを発散するかのようにハッスルしてたし……