「あれ?アンタ1人かい?」
目を開けて前を向くとソフィがキョロキョロと周りを見ながら立っていた。
「ハルカは?」
「…知らない。泣いて走って行っちゃった。」
「泣かせたのかい!?」
「いや…その…」
すごい剣幕のソフィに思わず否定してしまったが、実際俺のせいで泣いたわけで
「泣かせること言った…みたい」
「みたいって…アンタねぇ」
「…俺、間違ったこと言ったかな?」
いや…言ったから泣かせたのか…。
「アンタらしくないねぇ」
ソフィはそう言って俺の腕を掴み立ち上がらせる。
「普段のアンタなら面倒くせぇって言ってさっさと寝だすじゃないか」
「…人泣かせてすぐ寝れるほど強い精神力は持ち合わせてない」
「それもそうだねぇ」
ソフィは腕組みをして俺を見た。
「アンタは本当に良いヤツだねぇ。
アンタほど他人の涙に弱い奴は初めて見たよ。」
「他人だからって泣かせていい理由にはならない。
泣かせてから言っても説得力無いけど…」



