「姫さんの考えは素晴らしい事だと思う。
でも、世界の人達を救いたい、そんなふうに思える人そうそう居ない。」
「そんなの…会ってみないとわからないじゃないですか」
「わかる
断言してやるよ。」
「どうしてですか?」
「皆、自分の事で精一杯なのさ」
ヴィルさんは、呟くように言いました。
「姫さん、さっき聞いてきたよな。どうしてそんな事サラッと言えるんだって
俺にとって世界なんてどうでもいいよ
俺はこの村さえあればいい。」
「…それなら他がどうなってもいいっていうんですか?そんなのおかしいです!」
「綺麗事ぬかしてるんじゃねぇよ」
ヴィルさんはキッとこちらを見ています。
とても、とても怖い目でした。



