姫と王国と7つの大罪人


「姫さんの考えは素晴らしい事だと思う。

 でも、世界の人達を救いたい、そんなふうに思える人そうそう居ない。」

「そんなの…会ってみないとわからないじゃないですか」

「わかる
 
 断言してやるよ。」

「どうしてですか?」

 


「皆、自分の事で精一杯なのさ」



ヴィルさんは、呟くように言いました。


「姫さん、さっき聞いてきたよな。どうしてそんな事サラッと言えるんだって

 俺にとって世界なんてどうでもいいよ

 俺はこの村さえあればいい。」

「…それなら他がどうなってもいいっていうんですか?そんなのおかしいです!」


「綺麗事ぬかしてるんじゃねぇよ」


ヴィルさんはキッとこちらを見ています。
とても、とても怖い目でした。