今から12年ほど前のこと。

森の奥にある小さな村の中で一人の子供が生まれた。

小さな村の人達は新しい村人ができると村をあげて祝った。


しかし、それから2年ほどたった頃

村人が不審な死を遂げた。

しかも、一人ではなく何人も



2歳になっていたその子供の手にはまるで刺青でも入れたような真っ黒い髑髏の痣ができていた。



その子供は、かつて世界に存在し、滅ぼされた大魔王サタンの生まれ変わりだったのだ。


この頃はまだ、小さかったために力が不十分だった。