「なんで、俺の前に座るの?」
ソフィさんの家についた私とヴィルさんは席につきました。ヴィルさんは不服のようですが、私はヴィルさんの真ん前の席に腰を下ろしています。
「ヴィルさんとお話がしたいからです。」
「俺はしたくない」
「そんなこと、言うんじゃないよ!」
「イッテェ…」
即答するヴィルさんの頭に料理を持ってきたソフィさんが拳を落としました。
「話しぐらい聞いてやったらいいじゃないか」
「そうだぞ、ヴィル。お前が連れてきた子なんだ、話を聞く義務があるんじゃないか?」
「カイン…お前まで…」
「はいはーい!あたしも話し聞きたいにぁ」
「わたくしも興味があります。」
まだ、帰っていなかったカインさん、ルーニャさん、スズさんが更に続きます。
「……」
かったるそうに私を睨むヴィルさんに私は笑ってみせます。
ここまで味方がいればヴィルさんでも断れないでしょう。
「…長い話は嫌いだ」
それだけ呟いてヴィルさんはソフィさんが持ってきた料理に手を伸ばしました。
どうやら、話を聞いてくれるみたいです。
「はい!」
私はヴィルさんに笑いかけながら言いました。



