「どうしてって…散歩?」
「いや…聞かれましても…」
ヴィルさんは、ンーと唸りながら頭を掻きました。
「なんであんな所、散歩してたんですか?」
「どこを散歩しようと俺の勝手。」
「どうやって森を突破したんですか?」
「…」
「ヴィルさん?」
ヴィルさんは、とても冷たい目をして私を見てきました。
「面倒くせぇ」
「え?」
「なんでアンタの質問に答えないといけないの?」
「あの…」
「俺はね、面倒くさいことが嫌いなの
俺に質問なんてしないで」
「え?あの、ヴィルさん」
呼びかけてもヴィルさんはこちらを見ることはありませんでした。



