姫と王国と7つの大罪人


「どうしてって…散歩?」

「いや…聞かれましても…」

ヴィルさんは、ンーと唸りながら頭を掻きました。

「なんであんな所、散歩してたんですか?」

「どこを散歩しようと俺の勝手。」

「どうやって森を突破したんですか?」

「…」

「ヴィルさん?」

ヴィルさんは、とても冷たい目をして私を見てきました。

「面倒くせぇ」

「え?」

「なんでアンタの質問に答えないといけないの?」

「あの…」

「俺はね、面倒くさいことが嫌いなの

 俺に質問なんてしないで」

「え?あの、ヴィルさん」

呼びかけてもヴィルさんはこちらを見ることはありませんでした。