「誰?」
少し低めのよく通る声が上から降ってきました。
「あ、その…ヴィルさんですよね?」
何故か私は緊張してしまい、質問の答えになっていないことを話してしまいました。
「そうだけど?」
しかし、その人…ヴィルさんは私の質問に答えてくれました。
「森の中で助けていただいたハルカ=メグ=コールドネスと申します。助けていただきありがとうございました、ヴィルさん」
「…ああ、目が覚めたんだ」
「はい、おかげさまで」
「そりゃ良かった
要件はそれだけ?俺、寝たいんだけど」
と言いながらヴィルさんはまた木の上で寝る体勢に入ってしまいます。
「あの、ソフィさんが呼んでましたけど…」
「…それを早く言えよ」
ヴィルさんはストンと木の上から私の前に飛び降りました。



