「馬鹿だなぁお前ら」
口を開くカインさん。
やっとまともな答えを聞けるかと耳を傾けます。
「今日はこんなに暖かいんだ、アイツがそんな日の当たるところにいるわけ無いだろ?
きっと村の入り口近くの大木の枝で寝てるに違いない」
自信満々に言い放つカインさん。
今度は大木ですか…。私は頭を抱えたくなりました。
「まあ、この村の中にいると思うからそこら辺まわってれば会えるだろう。」
ソフィさんが投げやりに言いました。
「ですが…私、ヴィルさんがどういう方なのか知らないので…見つけられるかどうか…」
「大丈夫大丈夫。誰がヴィルか見分ける方法は簡単さ。外で平然と寝てる奴がヴィルだよ」
カインさんが笑いながら言いました。
外で平然と寝てる人…ですか。
「アイツにあったら、ついでにココに連れてきておくれ。アイツの事だ、面倒くさいからって飯も食ってないに違いないからね」
「は、はぁ」
私の返事を聞くとソフィさんは腕まくりをしながらキッチンへと歩いて行きました。



