「あ、そういえば…」
私は大切なことを思い出して、ソフィさん達にたずねます。
「私をココまで運んでくださったヴィルさんという方は今どこに?
ぜひお礼を言いたいのですが」
それに、会って聞きたいこともあります。
と、私は心の中でつけたしました。
「アイツかい?アイツは多分…どっかの家の屋根で寝てるんじゃないかな?」
「え?」
ソフィさんの言葉に思わず声が出てしまいました。
「にゃにゃ?あたしが昨日見た時には村の入り口の塀の上で寝てたよ?」
「わたくしが見た時には、湖近くの草原で寝てましたよ?」
「…」
私はポカンとしながら、ルーニャさんとスズさんの話を聞きました。
屋根や塀や草原で眠るヴィルさんとはいったいどんな人物なのでしょう。



