「うるさくてすまないねぇ。悪い奴らじゃないんだ。よかったら一緒に飯でも食べたらどうだい?」
ソフィさんが呆れたように言いました。
「そうだにゃ!一緒に食べよ♪食べよ♪」
いつの間にやら私の背後にいたケットシーの女性が私の背中を押して2人の座る机の空いている椅子に案内されました。
私が椅子に腰掛けると3人は珍しそうなものを見る目で私を見ます。
幻とさえ言われるホルンの村の住人さんです。きっと客人というものが珍しいのでしょう。
「お嬢さん、お名前は?」
3人は数回目線を交わせ闇妖精の男が代表するように声を出しました。
「ハルカ=メグ=コールドネスと申します。」
「ハルカ、か。よろしくな!
俺はカイン。カイン=クロウだ。
で、こっちの白猫はルーニャ。
そっちの弓使いがスズだ。」