魔法や妖精、精霊などが存在する世界

多くの国や村などが栄え、世界はとても平和だった



――あの時までは



つい5年前の話

世界で最も大きく力の強い国、ルーシュにたった7人の賊が攻め入ってきた。

歳はせいぜい16や17の子供。

子供であろうと国に刃向かう事は罪だったため、ルーシュの国の主力軍人達は、その賊に対し少数の軍人を出し、7人を始末しようとした。

しかし、7人の賊の力は凄まじかった。

国からやってくる軍人達をかすり傷ひとつ受けず返り討ちにした。

ルーシュの国は、この7人の賊によって約9割、国の主力軍人と少数の軍人を除いて全滅させられた。