幼なじみの球児はあたしの天敵。


「それ、冗談?」

「は?本当だし。俺はお前しか見て来なかったよ18年間。」

「嘘。」

「本当。」

「ご、ごめん」

「いいよ、いま俺のこと好きなら」

「好き、かも」

その瞬間、あたしを一樹は抱きしめた。


「もう一回」

あたしを強く抱きしめたまま、乱暴に言った。

「好きかも」

「もう一回」

「好き…かも」

「もう一回」

「好き」

ようやく好きの一言が言えると一樹は急に固まった。


「一樹?」

「勃った。」

「は?」

「勃ったんだけど。どうしてくれんの?」

あたしは意味がわかって抱きしめられてる腕を払った。

「な、なに言ってんの?」

「好きな女に好きって言われて、しかも抱きしめながら。しかも、ここベッド。そりゃ誰でも勃つだろ」

「へ、変態!!」

「うるせえな!仕方ねんだよ男は」

「ここにいたら食べられちゃいそうだからもう帰る!」

「えー、相手しろよ〜」

「変態!自分でどうにかしなさいよ!」

「今日も右手が俺の相手か」

「もういい!じゃあね!」

あたしは急いで、部屋を出て自分の家の部屋に戻った。


冷静になると、さっきのことが浮かんできて、赤面した。


や、やばい。

なんか勢いでいろんなこと言っちゃったよ。


ん?でも、気持ちは伝えたけどさ、付き合ってはないよね?

付き合おうって言われてないし。






ま、もう寝よう。