幼なじみの球児はあたしの天敵。

あたしたちは本当になにもないんだ。



ああ〜。

どうしよ。本当。

進路とかわかんないし。

将来とかわかんないし。


うーん。


「おい。バカ女。」

「ああ?」

後ろを向いてきた一樹はあたしに話しかけてきた。

「お前、進路希望出してねーの?」

「うん」

「ふーん」

「一樹は決めたの?」

「あ?まーな。」

「え?一樹どうすんの?」

「言わねーよ」

「いーじゃん、言ってくれたって。」

「うるせー。」

なんだよ、教えてくれたっていいじゃんか。


ま!担任がパパだからまあ、いっか!

なんとかなるでしょ!

うんうんと、頷いてたとき、あたしを呼ぶ大きな声がした。


「おーい、木村〜」

前を見ると、パパがいて。

「お前、今日居残りな。」

「え、なんで?」

「今日までだぞ〜、進路希望。出すまで面談だ〜」

「えー?ありえなくない?おかしくない?」

「お前しかいないんだよ出してないの」


は〜?
みんな決まってんの?


まじかよ〜…




そして、ときは過ぎて放課後。


あたしはいま、面談をしている。


目の前にはパパ。


「瑠衣、どうすんだ?」

「うーん。」

「なにになりたいとか、どこの大学行きたいとかもないのか?」

「うーん。」

「瑠衣は、理系だけど理系の方の学部にいくのか?」

「その方が多分受かる確率高くなると思うんだよねそれは」

「医学部とかいっちゃえば?」

「いや、ムリムリ。」

「じゃあ、看護師とか保健師とかは?」

「あー…看護師さんとかいいなあ」

「じゃあ一応看護系の大学で進路希望出しとくから。瑠衣も調べとけよ」