瑠衣side
「…」
なんなんだ、この空気は。
あたし、木村瑠衣はただいま微妙な空気の中にいます。
その状況とは…
ファミレスに入ったあたしたちだけど、座る席を巡ってまず一樹が不機嫌。
あたしはなんのためらいもなく無意識に幸希の隣に座った。
それで、今、不機嫌な顔をした一樹とニコニコ笑顔の幸希が見つめあってる。
「あ、あの〜…」
「あ”?」
「なんで一樹そんな怒ってんの?」
「別に怒ってねーよ」
ふんっと一樹は窓の外を見てしまった。
「ヤキモチかな〜?(笑)」
「え?」
「ほら、瑠衣ちゃんが俺の隣に座ったからヤキモチ妬いてるんだよ、相川くんは(笑)」
幸希はあたしに笑いながら言うと一樹が不機嫌な顔をしてこっちを見た。
「あ?んなわけねーだろ。バカじゃねーの。」
「ほら、思いっきり怒ってるじゃん(笑)」
「別に怒ってねーよ」
「じゃあ、瑠衣ちゃんもらっていい?」
「は?」
あたしはびっくりして、思わず親父みたいな声が出た。
一樹もさすがにびっくりしたみたいで驚いた顔をした。
「聞こえなかった?瑠衣ちゃんのこと俺がもらっていい?」
「え、ちょっ、ちょっと待って。え?なに言ってんの?」
「ん?瑠衣ちゃんのことほしいなーって思って」
そう言って、普通に笑顔のままの幸希。
「は?べ、別に俺、関係ねーし?どうぞどうぞ」
「じゃあ、遠慮なく。あ、言っておくけど、後悔しても知らないよ?」
いやいや、おかしいだろ。
どんな状況なんだよ全く。
「…」
なんなんだ、この空気は。
あたし、木村瑠衣はただいま微妙な空気の中にいます。
その状況とは…
ファミレスに入ったあたしたちだけど、座る席を巡ってまず一樹が不機嫌。
あたしはなんのためらいもなく無意識に幸希の隣に座った。
それで、今、不機嫌な顔をした一樹とニコニコ笑顔の幸希が見つめあってる。
「あ、あの〜…」
「あ”?」
「なんで一樹そんな怒ってんの?」
「別に怒ってねーよ」
ふんっと一樹は窓の外を見てしまった。
「ヤキモチかな〜?(笑)」
「え?」
「ほら、瑠衣ちゃんが俺の隣に座ったからヤキモチ妬いてるんだよ、相川くんは(笑)」
幸希はあたしに笑いながら言うと一樹が不機嫌な顔をしてこっちを見た。
「あ?んなわけねーだろ。バカじゃねーの。」
「ほら、思いっきり怒ってるじゃん(笑)」
「別に怒ってねーよ」
「じゃあ、瑠衣ちゃんもらっていい?」
「は?」
あたしはびっくりして、思わず親父みたいな声が出た。
一樹もさすがにびっくりしたみたいで驚いた顔をした。
「聞こえなかった?瑠衣ちゃんのこと俺がもらっていい?」
「え、ちょっ、ちょっと待って。え?なに言ってんの?」
「ん?瑠衣ちゃんのことほしいなーって思って」
そう言って、普通に笑顔のままの幸希。
「は?べ、別に俺、関係ねーし?どうぞどうぞ」
「じゃあ、遠慮なく。あ、言っておくけど、後悔しても知らないよ?」
いやいや、おかしいだろ。
どんな状況なんだよ全く。

