「もうさ~、私の前でイチャイチャしないでよ~」 「「してない‼‼」」 またもやかぶった……… 相変わらず美紅はニヤニヤしてるし…… 「もう!行くよ!」 イライラした私は美紅と大樹の手を引いて校舎に向かって走り出した。 ――私は、恋なんてしないと思ってた…まさかよりによってあいつに恋をすることになるなんて……思ってもみなかった……