―――こつん。




私のおでこに大樹のおでこが触れた。




――…ヤバイッ!キス、されるかと思った……




「ん~熱はないな」




そんな私の気持ちなんてお構いなしな大樹。





…もう、私はこんなにドキドキしてるのに。大樹はドキドキしてないの…?





あぁ。私の顔、きっと今ゆでダコみたいに真っ赤だ。恥ずかしい……




「ん?キスでもされるかと思った?」




―突然の大樹からの爆弾発言!




「そ、そんなこと思ってないよ!」




私は必死に否定する。
ヤバイ、こうなるとすごくめんどくさくなりそうな予感が……