「…っまえ!笑うことねぇじゃんかよ!」



大樹は頬を膨らませながらうったえてくる。


「はいはい、すいやせんでしたー」




私はそれに心なく謝った。まぁこれは謝ったとは言わないかな?





―「ビキニ来てこいよ…?」




「…バカッ………」





―そんな簡単に言わないでよ…まだ水着買ってないのに。でも、ビキニなんて恥ずかしくて着れないし……




私は一人で頬をほんのり赤く染める。




「あれ?お前、顔赤くない?」



それに気づいた大樹が、私の顔をのぞきこんできた。




―…ッッ!