暫くして後。

ショックから立ち直った私はかねてからの疑問を口にした。



「でも何で使者が2人も来てるの?」


明らかにどうでも良さそうに答える水。

「さあ?悪魔が来た理由なんぞ知らん。こいつに聞け。」


そう言って,雨を指し示す。
…雨には後から聞こう。

そしてその言葉に,私は思わず水に問うた。


「…じゃあ,あんたが来た理由は?」


水は鬱陶しそうな目をこちらに向けたが,ちゃんと説明してくれた。

私の死の真相を。





「フグ食べただろ。」


フグ…?
あ,昨日のお兄ちゃんのフグの刺身?


「うん!食べた食べた!」





「お前の死因はそれだ。」