でも、そんなこと璃奈に言えない。
俺ってダメな男だよね。
好きな人に自分の気持ち伝えられないってさ
ほんとかっこ悪いよな
って思ってたら好きな人に相談受けられたんだ。
「拓真、好きな人いるー?」
って、は?え、な、なに!?急に!!!!!?
「一応…いるよ」
「へぇ〜拓真も好きな人いるんだね〜
じゃあぜひ相談に乗って」
え、なに?相談って……
「私ね、片桐先輩の事
好きになっちゃったんだ」
え、、、。
何も言えなかった。
「そっかぁ」ぐらいしか
俺はあの時から後悔している。
あの時、あの時。
俺が璃奈に告ってたらって
とは言っても無理だもんな。
だって今ではもうカレカノなんだろ?
敵わねぇじゃん
だって相手は璃奈の憧れの先輩だよ
もう諦めるしかないんだろうな
はぁ。

