岳はしばらく見ない間に、なんかたくましくなっていて、身長も僕より少さな程度で体は僕なんかより全然がっちりしていた。
顔はまだ中学生の子供っぽさが残っている感じだった。
「お帰り岳。ミユは今日、先生たちで歓迎会をなさってくれることになったから遅くなるって電話あったわ。」
僕はミユと会うのは明日になりそうだなと思いながら、カレーを食べていた。
「なぁ~ハル!!ハルってさ彼女とかいるの??もう高校生だし、いるんだろ?」
僕はコップで飲んでいた水を吹きだしそうになった。
「おいおい、久しぶりに会っていきなりなんだよ。そういう話はまた今度な。」
岳は「ちぇ」とか言ってカレーを口にかっこんだ。
