自分で言うのもなんだか、自分はけっこうしっかり者だと思う。
段ボールもしっかり分別して置いたおかげで割り早めに終わりそうだ。
片付けに夢中になっていると多恵子おばさんが僕を呼びに来た。
「ハル君、カレーが出来たからご飯にしましょう!!」
多恵子おばさんのカレーは小さな時に食べて美味しかったのを覚えている。
そしておばさんと食べていると
ガチャ
「ただいま~」
岳が帰ってきた。
「あ、ハル!!久しぶり!!今日からよろしく~。姉貴は…………まだ帰って来てないな。何母さん?姉貴遅くなるって?」
岳はそう言ってキッチンから自分の分のご飯とカレーをよそり僕の隣に座った。
