【完】幼なじみのあいつ



瞬間、お姫様抱っこをしていた亮ちゃんが、私を抱きしめてきた。



ひゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!!!!



何事?


何事なの?




え?


えぇ?!




りょ、亮ちゃんーーーーーっ?




「小さい頃からずっと、鈴が好きだったんだ」



もうビックリしすぎて、身体が硬直してしまった。


驚いている私を気にする事なく、言葉を続ける亮ちゃん。




「お前が翔を好きなのは、知っている」



え?


今、何て言った?



私が翔ちゃんを好きなの、亮ちゃんは知っていたの?




見上げると、悲しげな顔をした亮ちゃんがそこにいた。


そんな顔をされたら、どうして私の好きな人を知っているのか聞けないじゃない。




それでも私の表情から何かを読み取ったのか、亮ちゃんは少し間を空けてから口を開いた。