【完】幼なじみのあいつ



「ちょっと、ボールを踏んづけちゃってさ」



モゴモゴ言っている私にふーん?何て言いながらしゃがみ込む。


そして、私の顔を覗きこんできた翔ちゃん。



ちょ、ちょっと翔ちゃん?


顔が近いよぉ?




膝を押さえながらビックリしてると、突然翔ちゃんが私の前髪をかき上げてきた。



へっ?


私のおでこにを見ていた翔ちゃんが突然、プッと吹き出す。




な、何々?


膝の痛みを一瞬忘れ、オロオロする私のおでこをツンと突く翔ちゃん。




「い、いだあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーい!!!!!」


膝を押さえていた手を今度は両手でおでこを押さえ、翔ちゃんを睨みつけた。




「何すんのよ!痛いじゃないっ!!」



恨めしそうに翔ちゃんを見る私に、可笑しそうにゲラゲラと笑い始めた。